蒼い月~さよならのサイン~




やっと待ちわびていた人に出会えた




「待っていたよ。翠。君に出逢えるのを。千年も。」



切なさが込み上げ





また一粒の涙が零れた






「私も、ずっと。待っていました。雅臣様。またこうして貴方に出逢える日が来るのを。」





涙を零しながら、晶は優しく微笑んだ




俺は愛おしさで翠を、晶を抱きしめた




ぎゅっと強く抱きしめた



もう二度と離さないように






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