蒼い月~さよならのサイン~



「あはははっ!腹痛てー。」


俊はお笑い番組を見て笑っていた





「な、晶このコンビ面白くねー?って、寝てるか…。」


その傍で晶はソファーにもたれ掛かり眠っていた



だが、少し様子がおかしかった


「う…ん。…ごめんなさい、ごめんなさい。」


そして閉じられた瞼からは涙が溢れてくる



「おい!晶!?」

俊が慌てて晶を揺さぶり起こした



ハッ


晶が目を覚ました


頬に伝う涙に気づき慌てて、手で拭った


「どうしたんだよ。大丈夫か?」


「な、なんでもない。」


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