蒼い月~さよならのサイン~



バシュッ



「彩名は…いない…か。」




家に戻った晶は静まり返った我が家のリビングのソファーに腰を下ろした




視えてはいたがやはり寂しい気がした






怒らせちゃったもんね


当然だよ…ね…





晶はゆっくり目を閉じた


映し出されたのは学校の教室




彩名が自分のクラスに入った所だった



そして風景が廻るようにまた変化する




すると浩一がまだ鍵の掛けられている屋上のドアを能力を使って開けていた


カチャリ



誰もいない屋上へと足を踏み込む










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