蒼い月~さよならのサイン~
いつも通り
数日後
キーンコーンカーンコーン
授業開始のチャイムが鳴った
彩名はAクラスの教室にいた
Aクラスは1、2年と似たようなメンツが多く見られた
彩名は
結局三年連続学年トップだ
しかし、彩名はそれを決して自慢したりはしない
そして、それだけの努力も忘れない
だからか、Aクラスの皆からは授業での質問を聞かれたりと慕われていた
授業が始まると教師の話を聞き逃すまいとしっかりと見てノートにも自分で分かりやすい様に補足など付け加えて記入していた
そんな勉強熱心な生徒ばかりのAクラスで教師は、授業にも熱が入る事が度々だ
しかし
彩名は晶の事を考えていた
今日も朝はちゃんと起きたはいいが
「ダルいからもうちょっとしたら学校へ行く」
と言っていた
しかしもうじきお昼休み