蒼い月~さよならのサイン~
変わらないモノ
幼い子供連れの家族や年配の老夫婦などでこの場所は賑わっていた
チラチラとこちらを見る視線が気になった
晶は1、2時限は学校へ行ったものの3限から早退していた
5限にはまた学校へ戻るつもりだ
幼い子供連れの家族や年配の老夫婦などでこの場所は賑わっていた
チラチラとこちらを見る視線が気になった
やはり着替えた方がよかったかな
自分の着ている制服を見下ろした
平日の昼間に制服でこんな所に一人で居てはやはり浮いてしまう
晶は出口へ向かおうとして踵を返した
ドンッ
晶は5才位の女の子にぶつかってしまった
「ごめんね!大丈夫?」
慌ててしゃがみ込み、女の子の目線になり頭を撫でた