蒼い月~さよならのサイン~



「うん!」

晶は尻尾を振る犬のような顔つきで彩名を見る



「はいはい。それより電車乗らないと。晶みたいに遅刻したくないから。」


「は~い!」


三人は自動改札を抜けてホームにちょうど来た電車に乗り込んだ


今日は思ったよりそれほど混み合ってはいなかった




どうやら座れそうだ



三人はシートに並んで座った



シャラ


その時




晶の胸元からチェーンで繋がれたリングと勾玉がシャツから出てきた






< 314 / 446 >

この作品をシェア

pagetop