蒼い月~さよならのサイン~
「うん!」
晶は尻尾を振る犬のような顔つきで彩名を見る
「はいはい。それより電車乗らないと。晶みたいに遅刻したくないから。」
「は~い!」
三人は自動改札を抜けてホームにちょうど来た電車に乗り込んだ
今日は思ったよりそれほど混み合ってはいなかった
どうやら座れそうだ
三人はシートに並んで座った
シャラ
その時
晶の胸元からチェーンで繋がれたリングと勾玉がシャツから出てきた