蒼い月~さよならのサイン~




彩名は頭の痛さで頭を両手で押さえ、苦しそうに眉間にしわを寄せた



「彩名!!大丈夫か?!」


俊が彩名の両肩を抱いた


ズキンズキンズキンズキン


「…いや…みど…り…。」





そう言うと彩名は座ったまま俊へ倒れこんで意識を失った







車内は騒然になり、乗客の一人が駅員へと走っていった





車掌はその事を聞くと次のホームの駅員へと連絡した




ホームに着くと数人の駅員が待っており彩名は担架に乗せられた




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