蒼い月~さよならのサイン~
そして救急車が呼ばれ近くの国立病院へと運ばれた
カチャ
「ありがとうございました。」
晶がドアの向こうの医師に深々とお辞儀をして出てくる
そこへ病院の待合室に座っていた俊がやってきた
「彩名は?」
「大丈夫だって。ただの過労って。」
「過労?でも、覚醒なんだよな?」
晶は頷いた
「医師は頭痛の原因が解らなかったみたい。CTスキャンしても血液検査も得に異常はなかったらしいから。多分過労って事になったみたいよ。」