蒼い月~さよならのサイン~
「そんなに好きなら告白しちゃえば?」
「だって…。怖いもん。それで今の関係が壊れたら。」
「だから!そんなん言ってるから彩名はダメなんじゃん!」
さおりが持っていたスプーンを彩名に向けた
「そんなに壊れるのが怖い?そんなにすぐに壊れる関係?それに何も行動を起こさないほうがよっぽど、その人を信じていない証拠じゃないの!?」
「俊君はそんな奴だったっけ?」
「ううん。違う。」
「なら、当たって、例え砕けちゃっても今の関係が壊れる事はないはずだよ!」
「うん。」