蒼い月~さよならのサイン~
「それは…。」
晶が困った様なそれでいて悲しい顔をした
その時、また病室のドアをノックする音が聞こえた
「はい。」
晶が返事をする
入って来たのはAクラス担任の島田と浩一だった
さっきまでの表情とは打って変わり学校で見せているいつもの顔へと晶はすぐに戻る
「彩名さんの具合はどうですか?」
「島田せんせ~!渡辺せんせ~!彩名、いつも~夜遅くまで~勉強しててぇ~疲労でぇ~みたいな~?」
「まあ、来月はセンター試験ですし頑張り屋さんだから、頑張り過ぎたんでしょう。」
「数日間~、様子を見てぇ~すぐに~退院出来るみたいですぅ~。」