蒼い月~さよならのサイン~
東京の空は低い
青空も少ない
でも、そんな空も
このガスで霞む夕日も
彩名は好きだった
昨日さおりに言われた事を思い出した
俊を信じていないからだ、と
確かに信じていないのかもしれない
今の関係が壊れるのが怖い
何か起こって、俊は今までと同じく接してくれるだろうか?
一歩踏み出すのがこれ程怖い事ってないな
今まで告白して来てくれた人はどんな気持ちだったんだろう
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