蒼い月~さよならのサイン~
「返事はいつでもいいからなっ!」
そう言うと走って帰って行った
???
「何?言ってるの?わけわかんないの。」
「まあ、いっか。ちょうど、喉渇いてたし…」
ペットボトルを開けようとした手が
止まった
ペットボトルに書いてある字を見て
彩名の鼓動は高まった
そこには上手いとは
決して言えないが
見慣れた
心のこもった字が
書いてあった
[好きだ]
ただ、その一つのフレーズに
彩名は頭がパンクしそうな位
驚きと嬉しさが
駆け巡った