蒼い月~さよならのサイン~




浩一と晶はしばらくの間、ベンチに座り礼奈の植えた桜を眺めていた




「綺麗だな。」



「うん…。」





私は…



また…





置いて逝ってしまう…





許してくれますか…?





晶は瞳に涙を貯め、零れない様に瞬きをする





浩一が時計に目をやると晶に優しく言った




「…そろそろ…行くか。」




「…はい。」





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