蒼い月~さよならのサイン~




浩一は涙が溢れそうになり、涙が流れてしまったら晶の死を受け止めてしまう気がして、涙を零すまいと天を仰いだ






頭上には





真っ蒼な





蒼い蒼い





満月が昇っていた






それを見た瞬間





涙が自分の意思とは裏腹に零れ落ちた







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