蒼い月~さよならのサイン~


「…いや…だ…。嫌だ。嫌だー!!!」



浩一は晶を力強く抱きしめた





「お願いだ…。逝かないでくれ…。」



涙が溢れ晶の頬に伝う










「また…私を置いて…。」









「いやだぁぁぁぁぁ!!!!」











静かな山頂に浩一の声だけがこだました







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