蒼い月~さよならのサイン~
「…な!あ~やな~!」
「えっ?何!晶。」
「もう~、10回は~呼んだのにぃ~。」
「ごめん。何?」
「あたしにぃ~、言う事ないのぉ~?」
「な、何が!?」
「な~に、びくついてるの~。」
「な、なんでもないよ。」
「あたしにぃ~、隠し事ないのぉ~?」
「何もないけど…」
ふぅと晶がため息をつく
「自分からわ~、言わないつもりなのぉ~!なら…」
ずっと手に持っていた
ペットボトルを
彩名から剥ぎ取った
「ちょ、ちょっと、晶っ!」
晶はペットボトルを
彩名に見せつけて
「あ~やなっ!おめでと~!!」
「も、もうっ!晶ってばっ!」