蒼い月~さよならのサイン~


儀式 翌日




凛は目を覚ました




寝ぼけて、自分が何故翠の寝室に居るのかが理解出来なかった

ドクン

何故か心臓が鼓動を早める


「………?」



ドクン

掛けられた布団を捲り上半身を起こす



胸元には翠の身につけていた翡翠の勾玉がある



ドクン


『翠様お目覚めですか?御気分はいかがでしょうか?』


ドクンドクン




沙弥が襟を開け入って来る






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