蒼い月~さよならのサイン~




彩名が浩一の腕を力いっぱい掴む




フラッシュバックの様にこれまでの経緯が見えた


晶が自らの意思で自分だけの死を選んだ事を


こうする事でしか大切な人を守れなかった事も








「…俺を…殺してくれ…。」




そう呟く浩一の瞳は、泣き腫らし絶望に打ちひしがれていた









「二度目は…もう耐えられない…。晶と…」










「晶と一緒に死なせてくれ!!!!」







< 427 / 446 >

この作品をシェア

pagetop