蒼い月~さよならのサイン~
初恋
朝日がリビングに射し込み
その眩しさで
目を覚ました
時計を見ると
もうじき6時になる所だ
ふと自分がソファーで寝ていたのに気づく
毛布が肩まで掛けられていた
晶が掛けてくれたみたいだった
周りを見渡すと
その晶はいない
「部屋で寝てるのかな?」
晶の部屋へと歩いてゆく
ドアをノックしようとした瞬間
バシュッ
金属音のような
風の音ような
聞いた事もない
音が
晶の部屋の中からした
しかし、彩名には聞こえていない