蒼い月~さよならのサイン~
「晶?入るよ?」
「う…ん。な~に?」
晶は布団の中で眠たそうに目を擦っている
「なんだ。いるじゃん。」
「彩名がソファーで~寝ちゃったからぁ~…」
「晶?ってまた寝ちゃうの?」
「う…ん…」
晶は近くに置いてあるケータイで時間を確認した
「え~、まだこんな時間じゃん…。お願いだから~もうちょっと~寝させて~。」
「うん。じゃあ、また後で起こすね。次はちゃんと起きなさいよ!」
晶は手をひらひらさせて布団へ潜り込んだ
彩名は晶の部屋のドアを閉めた
「あ、そうだ!お弁当作らなきゃ!」