蒼い月~さよならのサイン~


「おはよう!俊」



「おはよ。」




挨拶をすると二人ともいつもとは違った笑顔だった



照れくさいというか


恥ずかしいというか


でも幸せな笑顔だった





「??どうかしたの?二人とも。」



「な、何が?いつもと変わらないけど?」



さおりは二人を交互に見た



「まさか~、何かあったんじゃないの?」



さおりの詮索魂が
開花しようとしてた


「それより、この問題?」



「うん。そうだけど…」



「これはXに3を代入して…」



「あ、待って待って。」




「で、ここを…」


「うんうん。」




無理矢理さおりの
詮索心を押さえた




俊の事をちらっと見ると



俊も彩名を見ていた


視線が合うと



二人とも


また



笑顔で微笑んだ



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