蒼い月~さよならのサイン~



彩名は浩一が全て思い出していて神力、超能力を使えるのは知っている


しかし、晶が完全に覚醒していることは知らない






そして晶はもはや浩一より強い能力を持っている事も








「浩一来なさそうだから、晶に教えてもらえば?」


浩一も晶と同じで約束をよくすっぽかしていた




オレ達はその事にも慣れていた




「晶はダメ。帰って来ても、いつも入れ違いで。」


「ってことは、マンションに一人きり?危ないじゃんかよ!」


「危ないのは、晶の方!夜中に出て行ったり、朝帰りしたりさ。いくら浩一先生の所へ行くからって夜道は危ないでしょ!?心配ばっかりかけてさ。心配するこっちの身にもなって欲しいよ。」




「晶も浩一みたいに瞬間移動出来るんじゃないのか?」



「無理無理!あたしよりヒドいから。今朝もやっとお箸一本浮かせた位!」





「…そうなんだ。」


オレは嘘をついた

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