蒼い月~さよならのサイン~


「早く参考書取って、帰ろー。」




ピカッ

ゴロゴロッ

ビクッと体が反応した



「夜の学校って不気味だな…」


自分を落ち着かせる様に独り言をぶつぶつと俊は言っていた





3-Aに向かう際、Fクラスから話し声が聞こえた


一瞬、身体が凍りついたが、よく耳を澄ませると聞き慣れた声で安心した


「晶ー。こんな時間に何して…」






翠…





分かっているわ









「だから…私は[凛]を殺した…。」




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