LOVE彼。―不良彼氏―
彼と遭遇

―――翌日の帰り道

「でね、昨日も桐谷涼に助けてもらったんだよ!」


『えーっ、また!?桐谷涼は意外と人思いなのかねー』

桐谷涼との急接近のことについて、早速私は愛に話していた。


「うんっ!絶対桐谷涼って優しい人だと思うなあー」


『姫奈、もしかしたらそのうちやっぱり好きになっちゃうかもよ~?桐谷涼のこと!』


愛がニヤニヤしながらあたしのことをからかってくる。


「っ!なっ…何言ってんの!そんな訳…あるわけ…ない…と思う…」



『あー!姫奈、ちょっと顔赤くなってるー♪あはっ』

< 69 / 83 >

この作品をシェア

pagetop