ぼくのおと・ときのおと
それから見晴らしの良い、一本の大きな木のある緑の丘に君を埋めた。



そこに君みたいに白くて小さなお花を添えた。




気が付けば、学校に行かずに夕陽が沈むのを丘でずっと見ていた。




家に帰るとお母さんは泣いていた。



学校が家に電話したからだと思う。



それからお父さんが帰ってきた。



その時お父さんは僕の頭をポンポンと叩いた。
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