~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
やわらかい丁寧な声と、活発としか形容のしようがない声が四人の耳に届いた。
一人は長く滑らかな黒い髪を、紫のリボンでポニーテールにした少女、御冠神楽(みさかぐら)紫音(しおん)。言うまでもなく、麟紅の妹である。現在高校一年生。兄である麟紅とは似ても似つかぬこの少女は魔女である。
そしてもう一人の、栗色のふわふわの髪に黄色のカチューシャ、大きくくりっとした瞳の少女が弁財天(べんざいてん)檸檬(れもん)。紫音とはまた違ったかわいらしさのあるこの少女も、紫音と同じ高校一年生で紫音と同級生である。曰く、瞬間移動(テレポーテーション)の超能力者。藍奈によると、空手もずいぶんできるらしい。
正直、超能力なんてものを魔術に入れるのかどうかは、麟紅にはわからない。
一人は長く滑らかな黒い髪を、紫のリボンでポニーテールにした少女、御冠神楽(みさかぐら)紫音(しおん)。言うまでもなく、麟紅の妹である。現在高校一年生。兄である麟紅とは似ても似つかぬこの少女は魔女である。
そしてもう一人の、栗色のふわふわの髪に黄色のカチューシャ、大きくくりっとした瞳の少女が弁財天(べんざいてん)檸檬(れもん)。紫音とはまた違ったかわいらしさのあるこの少女も、紫音と同じ高校一年生で紫音と同級生である。曰く、瞬間移動(テレポーテーション)の超能力者。藍奈によると、空手もずいぶんできるらしい。
正直、超能力なんてものを魔術に入れるのかどうかは、麟紅にはわからない。