~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
「グォアアアアアア!!!!」

 巨大熊がその体に見合った咆哮を上げる。苦しみにもだえ、その両腕を振り回そうとするが、集った光がそれを阻んだ。

「グォアオオオオオオオ!!!!」

 さらに巨大熊が咆哮を上げる、が、完全に術式に捕獲され、身動きは一切できないようだ。

“すげえ……”

 麟紅から小さな感想がもれた。
 巨大な熊は青色の光に包まれ、そして闇の雫となって弾け消えた。
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