~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
麟紅の視界は蒸発した雨、つまり水蒸気によって、どんどん白くなっていく。
雨脚がピークに達したころには、ついに麟紅の視界はゼロに、まったく何も見えなくなっていた。
「ヒャハッハッハッハッハッハッハッハ!!!!!!!!」
水蒸気の向こうからネロの気持ちの悪い笑い声が聞こえた。思わず顔をしかめる。
「無様だな、ミサカグラリンク!! 自分の能力で自分の身を苦しめるなんてなァ!!」
否定はしない。
「これでお前の助かる確率は万に一も無くなったわけだ!! 腹を刺されて、走り回ることもできない、おまけに周りは何も見えない! 馬鹿みたいじゃねェか!!」
ヒャハハハハハハハハハハハ! と笑い声は続く。
雨脚がピークに達したころには、ついに麟紅の視界はゼロに、まったく何も見えなくなっていた。
「ヒャハッハッハッハッハッハッハッハ!!!!!!!!」
水蒸気の向こうからネロの気持ちの悪い笑い声が聞こえた。思わず顔をしかめる。
「無様だな、ミサカグラリンク!! 自分の能力で自分の身を苦しめるなんてなァ!!」
否定はしない。
「これでお前の助かる確率は万に一も無くなったわけだ!! 腹を刺されて、走り回ることもできない、おまけに周りは何も見えない! 馬鹿みたいじゃねェか!!」
ヒャハハハハハハハハハハハ! と笑い声は続く。