~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
「そうだ、イイこと教えといてやるよ。僕の闇は縦横無尽でね、お前がどんな場所にいようと、どれだけ距離が離れていようと、攻撃ができるんだよ。たとえお前に帝の竜がいたとしても、手負いのお前にどれだけ耐えれるのかなァ!?」
ネロはゲラゲラと笑いながら告げた。しかし麟紅は反応しない。
麟紅は目を瞑り、小さく呟いた。
「なぁ、帝(みかど)……」
“どうした……。絶体絶命にしては、随分(ずいぶん)冷静だな”
「そういうのはどうでもいい。一つ、聞きたいことがある」
“なんだ? 言ってみろ”
ネロはゲラゲラと笑いながら告げた。しかし麟紅は反応しない。
麟紅は目を瞑り、小さく呟いた。
「なぁ、帝(みかど)……」
“どうした……。絶体絶命にしては、随分(ずいぶん)冷静だな”
「そういうのはどうでもいい。一つ、聞きたいことがある」
“なんだ? 言ってみろ”