~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
「ははは、でも僕の先輩であることに変わりはないんですよね」
にこやかに笑う少年へ、カーキーは「そうか?」とだけ返した。
ネロ・メイル。隣で終始にこやかに笑っている少年の名前。
【絶対的義と法の教会(アブソリュート)】の新人司祭(ビショップ)である。
ブロンドの金髪を優雅に揺らし、微笑みは絶やさず。しかしその端整な顔立ちには、左目を覆う黒い布が巻かれている。
どこか不思議な感じのする少年だが、璃寛(りかん)でもないので人の心を読むなどという芸当はできない。
まあ、【教会】が直直に指名した人物でもあるのなら心配は要らないだろう。
いつの間にか、少年は眠っていた。
日本の神鳴学園まで、まだ九時間以上はかかる。
カーキーも、同じように寝ることにした。
にこやかに笑う少年へ、カーキーは「そうか?」とだけ返した。
ネロ・メイル。隣で終始にこやかに笑っている少年の名前。
【絶対的義と法の教会(アブソリュート)】の新人司祭(ビショップ)である。
ブロンドの金髪を優雅に揺らし、微笑みは絶やさず。しかしその端整な顔立ちには、左目を覆う黒い布が巻かれている。
どこか不思議な感じのする少年だが、璃寛(りかん)でもないので人の心を読むなどという芸当はできない。
まあ、【教会】が直直に指名した人物でもあるのなら心配は要らないだろう。
いつの間にか、少年は眠っていた。
日本の神鳴学園まで、まだ九時間以上はかかる。
カーキーも、同じように寝ることにした。