~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
(……? え? あれって……)

 思ったときには、もう手遅れだった。

 ネロの腹を、赤い何かが貫いた。

「……!! え、な、なに……!?」

 熱い、熱い、熱い。

 ネロはそのままうつ伏せに倒れ、そして自分の腹を見た。

 そこには炎の矢が深々と突き刺さっていた。
< 201 / 218 >

この作品をシェア

pagetop