~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
終章:ある晴れた日のこと;It’s Sunny Day.
神鳴学園大学医学部付属病院。
神鳴学園で一番大きい病院である。
そのとある個室、というか二人部屋。
「結局、ネロに逃げられたのか?」
左眼を瞑った少年、麟紅が隣のベッドに横たわる少年へ尋ねる。
麟紅の右目は、赤い。
先の戦いで界流眼(かいりゅうがん)と言うシロモノが現れて以来、ずっとこの調子である。
「いや、逃げられたっちゅーか、持ってかれたっちゅーのかな?」
対してその隣に横たわる銀髪緑ぶちメガネの少年、常磐はちょっと顔を引きつらせて曖昧(あいまい)に答える。
神鳴学園で一番大きい病院である。
そのとある個室、というか二人部屋。
「結局、ネロに逃げられたのか?」
左眼を瞑った少年、麟紅が隣のベッドに横たわる少年へ尋ねる。
麟紅の右目は、赤い。
先の戦いで界流眼(かいりゅうがん)と言うシロモノが現れて以来、ずっとこの調子である。
「いや、逃げられたっちゅーか、持ってかれたっちゅーのかな?」
対してその隣に横たわる銀髪緑ぶちメガネの少年、常磐はちょっと顔を引きつらせて曖昧(あいまい)に答える。