~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
 *

(執行猶予、ですか……)

 頭の中でネロが言った言葉を反芻する。今となってはもう授業を聞く気はまったくない。むしろどうでもいいとさえ思えてくる。

(どうしたものかねえ……)

 誰にも気づかれないように、麟紅は小さくため息をついた。
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