~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
心が読めない? どういうことだ? もしかしてネロは何も考えていないとか。
「魔法には開心(かいしん)術というものがあってな。まあ読心術のことだが、それを防ぐ術も存在する」
閉心(へいしん)術、という。文字通り心を閉じ、誰にも見られないようにする術。ネロはそれを使っているのだと言う。
「ネロ、といったか。あの少年の実力は底知れん。少なくとも朽葉や椿、藍奈では相手にならんだろう」
「情報源(ソース)は?」
「カークだ」
ふう、と麟紅は息をついた。カーキーが言うのならそれは限りなく真実に近いだろう。
「魔法には開心(かいしん)術というものがあってな。まあ読心術のことだが、それを防ぐ術も存在する」
閉心(へいしん)術、という。文字通り心を閉じ、誰にも見られないようにする術。ネロはそれを使っているのだと言う。
「ネロ、といったか。あの少年の実力は底知れん。少なくとも朽葉や椿、藍奈では相手にならんだろう」
「情報源(ソース)は?」
「カークだ」
ふう、と麟紅は息をついた。カーキーが言うのならそれは限りなく真実に近いだろう。