~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
しかし雨が関係しているのかどうかはわからないが、どうにも今日は客が少なかった。いないわけではない。一時間に二、三人来たぐらいだろうか。暇を持て余しながらバイト終了の時刻を待った。
それで、現在時刻は十時ちょうど。
まるでそのときを待っていたかのように店の戸が開き、銀髪の長身男が入ってきた。
「常磐……テメエ絶対狙ってるだろ」
「なんのことかいな。それよか聞いてえなグラリン」
「その呼び方やめるなら聞いてやらんこともない」
「なんかさっきビルの方から爆発音聞こえてきたんやけど」
「爆発音?」
それで、現在時刻は十時ちょうど。
まるでそのときを待っていたかのように店の戸が開き、銀髪の長身男が入ってきた。
「常磐……テメエ絶対狙ってるだろ」
「なんのことかいな。それよか聞いてえなグラリン」
「その呼び方やめるなら聞いてやらんこともない」
「なんかさっきビルの方から爆発音聞こえてきたんやけど」
「爆発音?」