~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
言いながら麟紅は厨房の方へ入っていく。店主は今店の奥の居間で寝ているので自分が作らなければならない。まあ何度も作っていれば慣れたものだが。
作り終えるまでの間、どうやら常磐は店のテレビでお笑い番組を見ているようだ。うるさいほどの爆笑が聞こえる。
「笑うのはかまわんが、あまり騒ぎすぎて店主(おやじ)に怒られても知らんぞ」
「ああ、ごめんな、ってきたきた! 出来立てのとんこつラーメン、そそるわあ!!」
「いいからさっさと食え。お前が食ったら店閉めさせてもらうから」
「勝手にいいんか、そないなことして?」
「かまわねえよ。この時間帯はほとんど俺が店主だし」
ハハハ、と大きな笑い声が店に響く。店の奥で店主が舌打ちしていたことを麟紅と常磐は知らない。
作り終えるまでの間、どうやら常磐は店のテレビでお笑い番組を見ているようだ。うるさいほどの爆笑が聞こえる。
「笑うのはかまわんが、あまり騒ぎすぎて店主(おやじ)に怒られても知らんぞ」
「ああ、ごめんな、ってきたきた! 出来立てのとんこつラーメン、そそるわあ!!」
「いいからさっさと食え。お前が食ったら店閉めさせてもらうから」
「勝手にいいんか、そないなことして?」
「かまわねえよ。この時間帯はほとんど俺が店主だし」
ハハハ、と大きな笑い声が店に響く。店の奥で店主が舌打ちしていたことを麟紅と常磐は知らない。