~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
「お前が? 俺に?」

「うん。わいなりに調べてみたんやけど」

「やけど?」

「何にもわからへんやった」

 ガクッと麟紅はひざから崩れた。

「わからないって……、そんなこと知らせてどうすんだよ」

「何にも、やで? 何にも。人は必ず何かしらの情報をどこかに持ってるはずや。それがどこにも無い。おかしいと思わへん?」
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