~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
「単にお前が調べてないところにあるだけじゃねえのか?」

「逆や、グラリン」

「逆?」

 わけがわからず、麟紅は常磐の顔を覗き込んだ。常磐はメガネを指で押し上げ、話を続ける。

「調べていないところにあるんじゃなくて、調べられないところにあるんや」

「んなとこあんのか?」

「グラリンも知ってるやろ?」

「?」

「<黄金の暁>……」
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