~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
「!?」
麟紅は動揺の色を隠しきれなかった。当たり前だ。なぜならネロは、
「アイツは【教会】の人間なんだろ? 敵対する組織に属するわけねえだろ!」
「こないな考え方もあるで。ネロ・メイルは<黄金の暁>の“スパイ”として【教会】に送り込まれている。どや、筋通っとるやろ」
麟紅は息を呑んだ。
確かに、その考え方でいえばネロに関する情報が見つからないのもわかる。おそらく【教会】にも情報はほとんど与えていないのだろう。そこまでして、こんな極東の国にやってきた目的は……
「竜王術、か……!」
麟紅は動揺の色を隠しきれなかった。当たり前だ。なぜならネロは、
「アイツは【教会】の人間なんだろ? 敵対する組織に属するわけねえだろ!」
「こないな考え方もあるで。ネロ・メイルは<黄金の暁>の“スパイ”として【教会】に送り込まれている。どや、筋通っとるやろ」
麟紅は息を呑んだ。
確かに、その考え方でいえばネロに関する情報が見つからないのもわかる。おそらく【教会】にも情報はほとんど与えていないのだろう。そこまでして、こんな極東の国にやってきた目的は……
「竜王術、か……!」