【短編】雪うさぎ
「バカ、醒めないよ。これからはずっと傍にいる。」
ゆうちゃんはクスクスと笑い
もう一度優しく唇を重ねた
「もうさ、『ゆうちゃん』はやめない?」
唇が離れるか離れないかの微妙な距離でゆうちゃんが囁く。
「ダメかな。じゃあ勇気?」
「うん、もう一回呼んで」
「勇気」
「もう一度…」
「勇気…」
「もっと…」
「ゆう…」
最後までは言えなかった。
勇気が唇を重ねたから。
薄く開いた唇から、スルリと温かいものが入り込んできて、思わずビクリと体が跳ねる。
勇気は私の口内を貪るように舌を絡め、何度も角度を変えては吸い上げた。
ゆうちゃんはクスクスと笑い
もう一度優しく唇を重ねた
「もうさ、『ゆうちゃん』はやめない?」
唇が離れるか離れないかの微妙な距離でゆうちゃんが囁く。
「ダメかな。じゃあ勇気?」
「うん、もう一回呼んで」
「勇気」
「もう一度…」
「勇気…」
「もっと…」
「ゆう…」
最後までは言えなかった。
勇気が唇を重ねたから。
薄く開いた唇から、スルリと温かいものが入り込んできて、思わずビクリと体が跳ねる。
勇気は私の口内を貪るように舌を絡め、何度も角度を変えては吸い上げた。