甘々キャンディ





何で……。





「嫌だっ!」

「まじで…いい加減にしろよ…」





半ば呆れた声が聞こえてくる。



ぼやけてきた視界からはわからなけど、きっと先輩は困った顔をしてるに違いない。





「はぁー。

頼むから、んな顔すんな…」

「だ、だって…」




知ってるもん。

あたしは、自分の我が儘で先輩を困らせていることぐらい……」





< 103 / 205 >

この作品をシェア

pagetop