甘々キャンディ




オドオドしながら空の顔を見上げた。



「あぁ…。

でもさ…いい雰囲気だと思わない?」



ニッコリと妖しく眩しいくらいの笑顔をあたしに向けた。



「保健室には俺とまいの二人っきり。…それにこんな格好のお前を前にして……


今更止められると思う?」


「えっ!!」



変わらない笑顔を浮かべて顔が近付いてくる。



もうダメ…。


ぎゅっと目を固く瞑ったあたし。



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