甘々キャンディ






あたしが掴んでいる反対側の雪ちゃんの手を持ち上げている。




「雪ちゃん!」

「……雪ちゃん…もお嬢様なんだぁ?」



……しつこいよぉ!


「やだぁっ…」




雪ちゃんから引き剥がされたあたしは、先輩たちに囲まれている状態。




「離してよぉっ!」


何て言うあたしに



「じゃ、メアドだけ教えてよ」



ニヤリと笑ってあたしの鞄の中のケータイを勝手に出した。





< 55 / 205 >

この作品をシェア

pagetop