スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
そうメイドが告げると、俺の前にたくさんの飯が運ばれてきた。
正直…
食べる気分じゃねえ。
そんなことを思いながらも、俺はメイドの用意してくれた食事の前に移動した。
今更だが。
このメイド、いつもの見覚えのあるヤツだ。
俺の専属にでもなったのだろうか。
それに、俺の家以外でも見たことがあるような…――
「遼平様、お口に合いませんか?」
「あ?
いや、そういうことじゃない」
考え事をしていた俺は、食事をするスピードが落ちていたらしい。
慌てて訂正する俺だったが、次の瞬間聞き慣れない言葉が聞こえてきた。
「…そんなところも、
変わってないわね、遼平…」
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