スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
…一瞬、心臓が止まりそうになった。
俺はもう一度、目の前のヤツを凝視する。
確かに、見たことあるヤツだと思ってた。
顔つきも、髪型も、何もかも。
「ま、アンタ騙すの楽勝だったわよ。
声をちょっと変えて、俯いてても気付かないんだもん」
妖しく笑うと、俺をジーっと見てきた。
俺はヤツを冷たくあしらう。
「てかテメー、何しに来たんだよ」
俺はヤツを睨み付ける。
…なんとなく、嫌な予感がするから。
俺の警戒ぶりを見たヤツは、また妖しく笑うとこう呟いた。
「アンタの未来を壊しにきたの、遼平…」
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