スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*



「あたし、本気だよ??

遼平さんがあたしのこと大事にしてくれてるのは痛いほど分かる。


…だけど、あたし寂しかった。

どんどん俺様じゃなくなる遼平さんが。



だから、戻ってよ。

あたしの大好きな遼平さん―――」




あたしが言葉を言い続けようとした時だった。



遼平さんはあたしを突然抱きしめ、

…キスをしてきた。




無言であたしの唇を奪い続ける遼平さん。



「………っん…」



無意識に漏れる声。

あたしの声みたいじゃなくて恥ずかしい。




「これで満足か?」



唇を離したときの遼平さんは…あたしの望んでいた、いつもの意地悪そうな表情を浮かべる遼平さんだった。




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