スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
「今日な…」
いきなり話し出した俺に、桃はカチンと固まる。
そんな桃が愛しくて、空いている左手で桃の頭を撫でる。
「桃なら絶対に分かる思い出の場所に行こうと思ってんだ」
「思い出の場所…?」
「ああ。
ま、鈍感な桃が覚えてるかどうかの問題だけどな?」
「…って、あたし鈍感じゃないもん!!」
ぷうっと頬を膨らます桃。
やっぱり、昨日のような桃より、いつもの元気な桃がいいな。
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