スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
ふと、昨日の桃を思い出した。
―――『あたし、本気だよ??
遼平さんがあたしのこと大事にしてくれてるのは痛いほど分かる。
…だけど、あたし寂しかった。
どんどん俺様じゃなくなる遼平さんが。
だから、戻ってよ。
あたしの大好きな遼平さん―――』―――
桃はそんな風に俺の事を思っていたんだ。
というか気付いてたんだな。
俺の態度が最近違うってことを。
桃を気遣っての行為だったが、桃の負担になってたんだな。
…ごめんな、桃。
俺はそっと心の中で呟いた。
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