スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
♂遼平side♂
「うわあっ……!!」
「シートベルトしろよ、桃」
俺は桃を車の助手席に座らせると、エンジンをかけた。
愛車のベンツが勢いよく走り出す。
「どこ行くの?遼平さん」
「秘密。
でも着いたら分かるから」
俺は普通に受け流した。
本当のこと言ったら、
桃はきっと行かないって言い出すだろうから。
「えぇっ………」
残念がる桃の横で、
俺は、さっきの野坂と話したときのことを思い出していた。
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