スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
………………。
あたしは恥ずかしくなって、ずっと俯いたまま。
前にいるはずの遼平さんからは、何も聞こえてこない。
やっぱり…
言わないほうがよかったかも…!!
後悔と懺悔があたしの中を襲いながらも、あたしは前を向いた。
「遼平さん、やっぱり―――」
「本当にいいのか、桃」
「え…」
あたしが訂正しようとした時、遼平さんがあたしの言葉を遮った。
思わず黙りこんでしまう。
「俺は、桃の準備がまだだと思って我慢してた。
…だけど桃がいいんだったら、俺は桃に触れたい」
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